共通テスト 情報Ⅰ・2-1

問題解決の手順と考え方の一問一答

共通テスト「情報Ⅰ」の「情報社会とデザイン」から、問題解決の手順と考え方に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問12-1・基礎

ここでは、問題解決の手順を「評価」「検討」「発見」「実行」「明確化」の5つの段階に分けて考える(並びは順不同)。これらを正しい順に並べたものはどれか。

  • ①発見→明確化→検討→実行→評価
  • ②明確化→発見→検討→実行→評価
  • ③発見→検討→明確化→実行→評価
  • ④発見→明確化→実行→検討→評価
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正解 ①発見→明確化→検討→実行→評価
解説
正解は「発見→明確化→検討→実行→評価」。まず困りごとに気づき、中身をはっきりさせてから、案を比べて実行し、最後に振り返ります。

なぜ
①発見:困っていることや、よくしたいことに気づく。
②明確化:原因や目標(ゴール)をはっきりさせる。
③検討:解決案をいくつか出して比べ、選ぶ。
④実行:選んだ案を実際にやってみる。
⑤評価:目標に届いたかを確かめ、次に生かす。
何が問題か分からないまま案を考えても、的外れになりやすいので、明確化は検討より前に来ます。教科書によって段階の数や名前は少し違います(情報の収集と分析を独立した段階にするなど)が、ゴールを決めてから案を考え、実行後に振り返る流れは共通です。

ひっかけ注意

・「明確化→発見→検討→実行→評価」…気づいていない問題は整理できないため、発見が先。明確化では原因と目標をはっきりさせる。
・「発見→検討→明確化→実行→評価」…原因や目標が決まらないうちは、案を比べる物差しがないため、検討は明確化の後に行う。
・「発見→明確化→実行→検討→評価」…複数の案を比べて選ぶのは実行の前。実行して結果が出た場合に行うのが、目標と比べる評価。
問22-1・標準
ここでは、問題解決の手順を、問題の発見→問題の明確化→解決案の検討→解決案の実行→結果の評価の5段階とする。
文化祭の模擬店を出したクラスで、次の表のように取り組んだ。
順番行ったこと
1お客さんから「待ち時間が長い」という声が出た
2「行列ができる原因は何か」「待ち時間を何分以内にしたいか」を整理した
3注文票を配る案とレジを増やす案の費用と効果を比べた
4注文票を配る案を実際に行った
5待ち時間が目標の10分以内になったかを調べた
表の2の作業は、問題解決の手順のどの段階に当たるか。
  • ①問題の発見
  • ②問題の明確化
  • ③解決案の検討
  • ④結果の評価
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正解 ②問題の明確化
解説
正解は「問題の明確化」。原因を探り、目標を数値などで決める段階です。

なぜ
表の1のように、お客さんの声で困りごとに気づいたところまでが発見です。そのあと、なぜ起きるのか(原因)と、どこまで良くしたいのか(目標)をはっきりさせるのが明確化です。ここが決まると、表の3のように案を比べるときの物差しができます。

ひっかけ注意

・「問題の発見」…5段階の1番目。待ち時間が長いという声に気づいた時点がこれに当たり、原因や目標はまだ決まっていない。
・「解決案の検討」…3番目の段階。レジを増やす、注文票を配るなど、複数の案を出して費用や効果を比べて選ぶ。
・「結果の評価」…5番目の段階。案を実行した後に、目標(例:待ち時間10分以内)に届いたかを確かめる。
問32-1・基礎

PDCAサイクルの「C」の段階で行うこととして、最も適切なものはどれか。

  • ①目標を決めて進め方の計画を立てる
  • ②計画に沿って実際に取り組んでみる
  • ③実行の結果を計画と比べて確かめる
  • ④結果を受けて次に向けた改善をする
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正解 ③実行の結果を計画と比べて確かめる
解説
正解は「実行の結果を計画と比べて確かめる」。CはCheck(評価・点検)の頭文字です。

なぜ
PDCAは、Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(改善)を順に繰り返し、少しずつやり方を良くしていく考え方です。Cでは、やってみた結果が計画や目標どおりだったかを確かめ、うまくいかなかった点を見つけます。

ひっかけ注意

・「目標を決めて進め方の計画を立てる」…Plan(計画)の説明。PDCAの1番目の段階で、何をどこまで良くするかを決める。
・「計画に沿って実際に取り組んでみる」…Do(実行)の説明。2番目の段階で、結果を記録しておくとCで比べやすい。
・「結果を受けて次に向けた改善をする」…Act(改善)の説明。4番目の段階で、決めた改善は次のPlanに引き継がれる。
問42-1・標準
部活動で、次の表のように取り組んだ。
時期行ったこと
4月のはじめ1か月の練習計画を立てた
4月の間計画どおりに練習した
5月のはじめ記録を見直し、効果の薄い練習があると分かった
5月のはじめ(ア)効果の薄い練習の方法を改める処置を決めた
表の(ア)は、PDCAサイクルのどの段階か。
  • ①Plan(計画)
  • ②Do(実行)
  • ③Check(評価)
  • ④Act(改善)
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正解 ④Act(改善)
解説
正解は「Act(改善)」。評価で見つかった課題に対して、やり方を改める処置を決める段階です。

なぜ
表の行を上から順に当てはめると、練習計画を立てた=Plan、1か月取り組んだ=Do、記録を見て効果の薄い練習を見つけた=Check、その練習方法を改める=Actです。Actで決めた改善は、次の計画に引き継がれ、サイクルがもう一周します。

ひっかけ注意

・「Plan(計画)」…1番目の段階。この場面では、最初に練習計画を立てた部分に当たる。
・「Do(実行)」…2番目の段階。この場面では、1か月間実際に練習した部分に当たる。
・「Check(評価)」…3番目の段階。記録を見直して効果の薄い練習を見つけた部分。課題を見つけるのがC、それを受けて手を打つのがA。
問52-1・基礎

ブレーンストーミングの進め方として、最も適切なものはどれか。

  • ①案をその場で批判せずに受け止める
  • ②質を高めるため案の数を少なく絞る
  • ③他人の案に乗った発言は控えておく
  • ④実現できそうな案だけを選んで出す
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正解 ①案をその場で批判せずに受け止める
解説
正解は「案をその場で批判せずに受け止める」。批判しないことで、思い付いた案を気軽に出せるようにします。

なぜ
ブレーンストーミングは、A.F.オズボーンが考えた、グループで自由にアイデアを出し合う方法です。主な決まりは次の四つです。
①出た案を批判しない。
②自由な発想を歓迎する(制約を設けない)。
③質より量を重視する。
④人の案に便乗したり組み合わせたりしてよい。
良い案を選ぶのは、案を出し切った後に行います。

ひっかけ注意

・「質を高めるため案の数を少なく絞る」…逆。4つの決まりの1つが質より量で、良い悪いを問わずたくさん出す。絞るのは出し切った後。
・「他人の案に乗った発言は控えておく」…便乗を歓迎する決まりがあるため、人の案を広げたり組み合わせたりしてよい。
・「実現できそうな案だけを選んで出す」…自由な発想を妨げる。出す段階で案をふるい落とすと、発想が狭まるため避ける。
問62-1・標準

話し合いで出た多くの意見を1枚ずつカードに書き、内容の近いカードを集めてグループにして見出しを付け、グループ同士の関係を図にして整理する方法はどれか。

  • ①マインドマップ
  • ②KJ法
  • ③ロジックツリー
  • ④特性要因図
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正解 ②KJ法
解説
正解は「KJ法」。考案者の川喜田二郎の頭文字から名付けられた整理の方法です。

なぜ
KJ法は、ばらばらの意見を、似たもの同士でまとめる作業から始めます。まとめたグループに見出しを付け、グループ同士の関係(原因と結果、対立など)を線や矢印で表します。こうすると、たくさんの意見の全体像が見えてきます。ブレーンストーミングで出した意見を整理するときによく組み合わせて使います。

ひっかけ注意

・「マインドマップ」…中心の主題から、連想した言葉を放射状に枝分かれさせて広げる方法。1人でも使え、まとめるより広げる向き。
・「ロジックツリー」…1つの課題を、原因や解決手段へ木の枝のように分けていく図。上から下へ分解する点がKJ法との違い。
・「特性要因図」…ある結果(特性)と、それを生む原因(要因)の関係を魚の骨の形で整理する図。原因が複数ある場合に洗い出すのに使う。
問72-1・標準

図のように、紙の中央に主題を書き、そこから思い付いた言葉を放射状に枝分かれさせながら書き足して、発想を広げていく方法はどれか。

文化祭模擬店劇装飾食べ物値段衣装ポスター
自作の図
  • ①KJ法
  • ②ロジックツリー
  • ③マインドマップ
  • ④特性要因図
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正解 ③マインドマップ
解説
正解は「マインドマップ」。中心から外へ、枝を伸ばすように言葉を広げていきます。

なぜ
図では、中央の「文化祭」から「模擬店」「劇」「装飾」へ枝を伸ばし、「模擬店」からさらに「食べ物」「値段」へ広げています。マインドマップでは、主題を真ん中に置き、関係のある言葉を枝でつなぎながら外側へ書き足します。一つの言葉からさらに枝を伸ばせるので、考えが連想でどんどん広がります。一人でも使え、アイデアを出すときや考えを整理するときに役立ちます。

ひっかけ注意

・「KJ法」…既に出た意見を1枚ずつカードに書き、似たものを集めて見出しを付け、関係を図にする方法。広げるより、まとめる方法。
・「ロジックツリー」…1つの課題を、原因や手段へ木の枝のように段階的に分けていく図。例:「なぜ人気か」を「味」「店の雰囲気」などに分け、さらに細かく分ける。
・「特性要因図」…結果と原因の関係を魚の骨の形で整理する図。品質の問題などで、原因を洗い出す場合に使う。
問82-1・基礎

スマートフォンの画面を大きくすると見やすくなるが、本体が重くなって持ち運びにくくなる。このように、一方を良くすると別の面が悪くなる関係を何というか。

  • ①ボトルネック
  • ②フィードバック
  • ③シナジー効果
  • ④トレードオフ
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正解 ④トレードオフ
解説
正解は「トレードオフ」。何かを得ると、別の何かをあきらめなければならない関係です。

なぜ
問題解決では、すべての条件を同時に最高にできないことがよくあります。画面の見やすさと持ち運びやすさのように、両立しにくいものがあるときは、何を優先するのかを決めて、ちょうどよい落としどころを探します。学習指導要領の解説でも、画像は画質を上げるほどファイルサイズが大きくなる、という例が取り上げられています。

ひっかけ注意

・「ボトルネック」…全体の流れの中で、いちばん遅れや詰まりを生んでいる部分。例:3つの作業のうち1つだけ遅いと、全体の速さはその作業で決まる。
・「フィードバック」…結果を元の段階に返して、次の動きを調整すること。評価の結果を次の計画に生かす場合などに使う。
・「シナジー効果」…組み合わせることで、別々のときより大きな効果が出ること(相乗効果)。一方を得ると他方を失うトレードオフとは逆向き。
問92-1・基礎
図書委員のAさんは、図書室の利用について次の表のように整理した。
項目内容
理想(目標)1日の利用者を60人にする
現状1日の利用者は平均35人
問題( ア )
問題解決の考え方で、表の( ア )に当てはまる「問題」とは何かを表したものとして、最も適切なものはどれか。
  • ①理想と現状の差
  • ②現状を生んだ原因
  • ③理想を実現する手段
  • ④現状を記録した数値
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正解 ①理想と現状の差
解説
正解は「理想と現状の差」。あるべき姿(理想・目標)と、いまの状態との間のずれを問題と捉えます。表では、理想の60人と現状の35人の差(25人分)が問題です。

なぜ
差が分かると、何をどこまで良くすればよいかがはっきりします。理想を決めないと、そもそも何が問題なのかも決まりません。文部科学省の教員研修用教材でも、問題を、理想の姿と現実とのずれという意味で説明しています。

ひっかけ注意

・「現状を生んだ原因」…原因は、問題を明確化する段階で探すもの。例えば「開いている時間が短い」などの原因が分かった場合、何を変えればよいかが決まる。
・「理想を実現する手段」…これは解決案で、検討の段階で2つ以上出して比べるもの。例えば「新刊コーナーを作る」は手段であり、問題そのものではない。
・「現状を記録した数値」…現状を知るための材料(データ)。表では「平均35人」にあたり、理想の60人と比べて初めて問題が見える。
問102-1・標準

ここでは、問題解決の手順を、発見→明確化→検討→実行→評価の5段階とする。
図書室の貸出数を増やすため、入口に「おすすめ本コーナー」を作った。問題解決の手順の「評価」の段階で行うこととして、最も適切なものはどれか。

  • ①貸出数が少ない原因を生徒への聞き取りで探す
  • ②設置前後の貸出数を比べ目標に届いたか調べる
  • ③コーナー以外の案も出して費用と効果を比べる
  • ④おすすめ本を選んで棚に並べる作業を進める
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正解 ②設置前後の貸出数を比べ目標に届いたか調べる
解説
正解は「設置前後の貸出数を比べ目標に届いたか調べる」。実行した結果を、決めておいた目標と比べるのが評価です。

なぜ
評価では、やったことに効果があったかを、できるだけ数値などの事実で確かめます。目標に届かなければ、原因を考え直して次の改善につなげます。評価をしないと、やりっぱなしになり、同じ失敗を繰り返しやすくなります。

ひっかけ注意

・「貸出数が少ない原因を生徒への聞き取りで探す」…原因をはっきりさせる明確化の段階(2番目)。評価より前に行う。
・「コーナー以外の案も出して費用と効果を比べる」…複数の案を根拠をもって比べて選ぶ検討の段階(3番目)。
・「おすすめ本を選んで棚に並べる作業を進める」…選んだ案を実際に行う実行の段階(4番目)。評価はこの後に行う。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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