共通テスト 情報Ⅰ・2-15

デジタルコミュニケーションの一問一答

共通テスト「情報Ⅰ」の「情報社会とデザイン」から、デジタルコミュニケーションに関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問12-15・基礎

Aさんは、図のように宛先を設定してメールを送った。メールの宛先設定で「BCC」に入力したアドレスの特徴として、正しいものはどれか?

TOsato@example.jpCCsuzuki@example.jpBCCtanaka@example.jp件名部活動の連絡
自作の模式図(アドレスは説明用の例)
  • ①受信者全員にアドレスが表示される
  • ②全員に返信したときも返信先に入る
  • ③他の受信者にはアドレスが見えない
  • ④送信エラーになっても通知が届かない
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正解 ③他の受信者にはアドレスが見えない
解説
正解は「他の受信者にはアドレスが見えない」。BCCに入れた宛先は、他の受信者に知られずにメールを届けられます。

なぜ
BCCはブラインド・カーボン・コピーの略で、見えない写しという意味です。お互いに面識のない複数の人へ一斉に送るとき、BCCを使えばメールアドレス(個人情報)が他人に漏れません。TOは主な宛先、CCは写しの宛先で、どちらも受信者全員に表示されます。図の場合、sato と suzuki が受け取ったメールには、BCCに入れた tanaka のアドレスは表示されません。

ひっかけ注意

・「受信者全員にアドレスが表示される」…TO(主な宛先)やCC(写しの宛先)の特徴。面識のない大勢に送る場合にTOやCCへ並べると、アドレスが漏れる。
・「全員に返信したときも返信先に入る」…全員に返信すると、送信者と、届いたメールのTO・CCの人に送られる。BCCの人は見えないため、返信先に入らない。
・「送信エラーになっても通知が届かない」…BCCでも、宛先が存在しない場合などは、送信者にエラーを知らせるメールが返ってくる。
問22-15・基礎

コミュニケーション手段のうち、電話やビデオ会議のように、送受信者が同時に通信を行い、即時性が高いものを何と呼ぶか?

  • ①非同期型コミュニケーション
  • ②ブロードキャスト
  • ③ストリーミング
  • ④同期型コミュニケーション
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正解 ④同期型コミュニケーション
解説
正解は「同期型コミュニケーション」。送り手と受け手が同じ時間にやりとりする形です。

なぜ
電話やビデオ会議は、相手の反応がすぐに返ってきます。そのかわり、相手の時間を同時に確保する必要があります。メールや掲示板のように、相手の都合のよいときに読んで返信できる形は、非同期型コミュニケーションといいます。

ひっかけ注意

・「非同期型コミュニケーション」…メールや掲示板など、送受信の時間がずれてもよいやりとり。相手の都合のよいときに読める一方、返事はすぐとは限らない。
・「ブロードキャスト」…同じ情報を不特定多数に一斉に送ること(1対多)。人数による分け方で、同期・非同期とは別の見方。学習指導要領の解説では、テレビ・ラジオは同期型の例。ただし、録画して後から見る場合は、受け手が好きな時間に見るので非同期になる。
・「ストリーミング」…動画や音声を受信しながら再生する配信方法。全部を保存し終える前でも再生できるため、待ち時間が短い。
問32-15・基礎

Web会議システムなどで、音声や映像が途切れる原因となる「パケットロス」や「遅延(レイテンシ)」に最も影響を与える要因はどれか?

  • ①通信回線の帯域幅や品質
  • ②カメラの画素数や感度
  • ③マイクの感度や音質
  • ④ディスプレイのサイズや明るさ
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正解 ①通信回線の帯域幅や品質
解説
正解は「通信回線の帯域幅や品質」。回線が混んだり不安定だったりすると、パケットが失われたり遅れたりします。

なぜ
パケットロスは、データの小分け(パケット)が相手に届かず失われることです。遅延(レイテンシ)は、データが届くまでに時間がかかることです。どちらも、回線の帯域幅(一度に送れるデータ量)が足りないときや、回線が混雑・不安定なときに起こります。リアルタイムの通話では、映像の乱れや音声の途切れになって現れます。

ひっかけ注意

・「カメラの画素数や感度」…映像の細かさや、暗い所での写りを決めるもの。画素数が多いと送るデータ量は増えるが、回線に十分な余裕がある場合は途切れない。
・「マイクの感度や音質」…音を拾う強さや、集める音の質に関わる。音がこもる原因になる場合はあるが、パケットが失われるかどうかは通信経路の状態で決まる。
・「ディスプレイのサイズや明るさ」…受け取った映像を映す画面の大きさや明るさで、送受信するデータの経路には関係しない。大きく明るい画面でも、回線が安定している場合は途切れない。
問42-15・基礎

図は、電子メールが相手に届くまでの流れを簡単に示したものである。電子メールの送受信に使われるプロトコルの組み合わせとして、正しいものはどれか?

送信受信送信者の端末メールサーバ受信者の端末
自作の模式図(メールサーバを1台にまとめて描いた)
  • ①送信: HTTP / 受信: FTP
  • ②送信: SMTP / 受信: POP3
  • ③送信: POP3 / 受信: SMTP
  • ④送信: DNS / 受信: DHCP
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正解 ②送信: SMTP / 受信: POP3
解説
正解は「送信: SMTP / 受信: POP3」。メールを送るときはSMTP、受け取るときはPOP3(またはIMAP)を使います。

なぜ
図の「送信」の矢印がSMTP、「受信」の矢印がPOP3(またはIMAP)にあたります。SMTPは、メールを自分のメールサーバへ送ったり、サーバどうしで転送したりするときのプロトコル(通信の約束ごと)です。POP3は、サーバに届いたメールを自分の端末に取り込むときに使います。IMAPは、メールをサーバに置いたまま読んだり整理したりするときに使います。

ひっかけ注意

・「送信: HTTP / 受信: FTP」…HTTPはWebページのやりとり(標準のポート番号80)、FTPはファイル転送(制御用のポート番号21)のプロトコル。
・「送信: POP3 / 受信: SMTP」…送信と受信が逆。標準のポート番号はSMTPが25、POP3が110、IMAPが143。
・「送信: DNS / 受信: DHCP」…DNSはドメイン名とIPアドレスを対応させる仕組み。DHCPは機器をネットワークにつないだときにIPアドレスなどを自動で割り当てる仕組み。
問52-15・基礎

SNSなどで、ハッシュタグ(#)を利用する主な目的は何か?

  • ①投稿を暗号化して保護するため
  • ②文字数を減らして通信量を節約するため
  • ③同じ話題の投稿を探しやすくするため
  • ④特定の相手にだけ投稿を届けるため
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正解 ③同じ話題の投稿を探しやすくするため
解説
正解は「同じ話題の投稿を探しやすくするため」。ハッシュタグを付けると、同じタグの投稿をまとめて見つけられます。

なぜ
#の後に言葉を付けると、その言葉が検索用の目印になります。同じ話題に関心のある人どうしが投稿を見つけやすくなり、情報が広がりやすくなります。反対に、見知らぬ人にも投稿が届きやすくなる点には注意が必要です。

ひっかけ注意

・「投稿を暗号化して保護するため」…暗号化は、第三者に読まれないように内容を変換すること。タグを付けた場合は、むしろ多くの人に見つかりやすくなる。
・「文字数を減らして通信量を節約するため」…タグを付けると文字数はかえって増えるため、節約にはならない。通信量を減らすのはデータの圧縮の役割。
・「特定の相手にだけ投稿を届けるため」…逆に、同じ話題に関心のある不特定多数に見つけてもらう目印。特定の相手だけに送るなら、ダイレクトメッセージなどを使う。
問62-15・基礎

情報の信憑性を評価する際に確認すべき「ドメイン名」において、日本の政府機関を表すものはどれか?

  • ①.co.jp
  • ②.ac.jp
  • ③.ne.jp
  • ④.go.jp
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正解 ④.go.jp
解説
正解は「.go.jp」。日本の政府機関などだけが登録できるドメイン名です。

なぜ
.jpのドメイン名には、登録できる組織の種類が決まっているもの(属性型)があります。go.jpは日本の政府機関や各省庁所管の研究所、特殊法人、独立行政法人に限られるため、発信元が公的機関かどうかの手がかりになります。ただし、ドメイン名だけで情報の中身が正しいとは限らないので、内容も確かめます。

ひっかけ注意

・「.co.jp」…日本国内で登記した会社(株式会社・合同会社など)が登録するドメイン名。原則として1つの組織で1つだけ登録できる。
・「.ac.jp」…大学・高等専門学校などの高等教育機関や学校法人が登録するドメイン名(原則1組織1つ)。18歳未満が対象の保育所から高校まではed.jpを使う。
・「.ne.jp」…日本国内で提供されるネットワークサービスが登録するドメイン名。1つのサービスごとに1つ登録できる。
問72-15・基礎

クラウドサービスを利用してファイルを共有するメリットとして、適切でないものはどれか?

  • ①通信が切れていても他人の変更が反映される
  • ②ネットにつながればどこからでも使える
  • ③複数の人が同時に編集作業を行える
  • ④大容量のファイルをメールに添付せず渡せる
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正解 ①通信が切れていても他人の変更が反映される
解説
正解は「通信が切れていても他人の変更が反映される」。これが不適切な説明です。

なぜ
クラウドのファイル共有では、データはインターネット上のサーバに保存されます。変更をほかの人と共有するには、サーバとつながって同期(内容を合わせること)をする必要があります。通信が切れている間は同期が止まるので、他の人の変更は自分の画面に反映されません。

ひっかけ注意

・「ネットにつながればどこからでも使える」…クラウドの代表的な利点。場所や端末を選ばないが、使えるのはネットにつながる場合に限られる。
・「複数の人が同時に編集作業を行える」…共同編集ができるのも利点。変更は通信でサーバに送られるため、全員が同じ最新の内容を見られる。
・「大容量のファイルをメールに添付せず渡せる」…共有リンクを送るだけで渡せるのも利点。メールは、添付できるファイルの大きさに上限がある場合が多い。
問82-15・基礎

コミュニケーションツールにおいて、相手がメッセージを読んだかどうかが分かる機能がもたらす、返信をめぐる心理的な負担やトラブルを何と呼ぶか?

  • ①スパムメール
  • ②既読スルー問題
  • ③チェーンメール
  • ④フレーミング
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正解 ②既読スルー問題
解説
正解は「既読スルー問題」。メッセージを読んだのに返信しないことをめぐって起こる、心の負担やトラブルです。既読スルーは法律や規格の用語ではなく、日常の言い方です。

なぜ
既読の表示で、相手が読んだかどうかが分かります。すると送った側は、無視されたと感じやすくなります。受け取った側は、すぐに返信しなければと追い立てられます。総務省情報通信政策研究所が高校生を対象に行った調査(2014年公表)でも、読んだことが分かる機能や、すぐ返事を書かなければいけないことが、SNS利用の悩み・負担の選択肢に挙がっています。すぐ返信できない事情もあると考え、返信を強く求めないことが大切です。

ひっかけ注意

・「スパムメール」…受信者の同意なく大量に送られる広告などの迷惑メール。既読をめぐる負担とは違い、送り手から一方的に届く点が特徴。
・「チェーンメール」…転送を求めて次々に広がるメール。受け取った人が転送しない場合、連鎖はそこで止まる。
・「フレーミング」…ネット上で感情的な言い争いが激しくなること。文字だけのやりとりでは表情が伝わらないため起こりやすい。
問92-15・基礎

Webページなどの情報が、時間の経過とともにサイトの閉鎖やURLの変更などで失われ、参照先をたどっても閲覧できなくなる現象を何と呼ぶか?

  • ①デジタルタトゥー
  • ②デジタルアーカイブ
  • ③リンク切れ(リンクロット)
  • ④404 Not Found
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正解 ③リンク切れ(リンクロット)
解説
正解は「リンク切れ(リンクロット)」。時間がたつにつれ、リンク先のページが消えたり移動したりして見られなくなる現象です。

なぜ
Webの情報は、サイトの閉鎖やURLの変更で見られなくなることがあります。レポートでWebの情報を引用するときは、URLに加えて閲覧した日付を記録しておくと、後で確かめる手がかりになります。

ひっかけ注意

・「デジタルタトゥー」…リンク切れとは逆に、ネットに出た情報が消えずに残り続けること。元の投稿を消しても、写しが残る場合がある。
・「デジタルアーカイブ」…資料をデジタル化して保存・公開する取組。国立国会図書館は、Webサイトが消える前に保存するため収集事業(WARP)を行っている。
・「404 Not Found」…要求したページが見つからない場合にサーバが返す状態コード。リンク切れのときに表示されることが多いが、現象の名前ではない。
問102-15・基礎

特定のコミュニティや組織内でのみ通用する暗黙のルールや常識が、外部の人には理解されず、誤解や対立を生む要因となることを何と呼ぶか?

  • ①プロトコルの違い
  • ②デジタルデバイド(情報格差)
  • ③フィルターバブル
  • ④コンテキスト(文脈)の違い
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正解 ④コンテキスト(文脈)の違い
解説
正解は「コンテキスト(文脈)の違い」。前提となる背景や暗黙のルールが共有されていないと、同じ言葉でも違う意味に受け取られます。

なぜ
仲間内では、言葉にしなくても分かる前提がたくさんあります。しかし、外の人はその前提を知りません。特にネットの文字だけのやりとりでは、表情や声の調子も伝わりません。そのため、ささいな表現の違いでも誤解が起こりやすくなります。送る前に読み返し、必要なら前提を言葉で補うことが大切です。

ひっかけ注意

・「プロトコルの違い」…機器どうしが通信するための約束ごと(例:Webページの送受信はHTTP)の違い。約束ごとという点は似ているが、対象が機器である点が違い。
・「デジタルデバイド(情報格差)」…情報技術を使える人と使えない人の間に生じる格差。年齢・地域・収入などの違いで起こる。
・「フィルターバブル」…閲覧の記録からアルゴリズムが好みを学び、見たい情報ばかり表示される状態。自分と違う意見に触れる機会が減る点が問題(令和元年版 情報通信白書)。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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