共通テスト 情報Ⅰ・2-5

知的財産権とライセンスの一問一答

共通テスト「情報Ⅰ」の「情報社会とデザイン」から、知的財産権とライセンスに関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問12-5・基礎

産業財産権(特許権、実用新案権、意匠権、商標権)において、権利を取得するために必ず必要な手続きは何か?

  • ①文化庁への登録申請
  • ②公証役場での確定日付の取得
  • ③特許庁への出願と登録
  • ④不要(創作時に自動で発生)
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正解 ③特許庁への出願と登録
解説
正解は「特許庁への出願と登録」。産業財産権は、特許庁に出願して登録されたときに権利が生まれます。

なぜ
産業財産権は方式主義(決められた手続きをして初めて権利が生まれる考え方)をとります。特許・意匠・商標は審査を経て登録されます。実用新案は、新しさなどの中身の審査(実体審査)をせずに登録されます。一方、著作権は無方式主義で、作品を作った時点で自動的に生まれます。

ひっかけ注意

・「文化庁への登録申請」…文化庁の著作権の登録(実名・第一発行年月日・著作権の移転など)は、著作者や発行日を推定させたり、権利の移転を第三者に主張したりするための手続き(第75条〜第77条)。登録しなくても著作権は生まれる。
・「公証役場での確定日付の取得」…公証人が文書に日付を入れ、その日に文書があった証拠を残す手続き。日付を証明するだけで、特許庁の登録のような独占できる権利は生まれない。
・「不要(創作時に自動で発生)」…著作権の無方式主義(著作権法第17条第2項)の説明。著作権は作った時点で生まれ、原則として作者の死後70年まで続く。産業財産権には当てはまらない。
問22-5・基礎

著作者が自分の著作物を、一定の条件(表示、非営利、改変禁止など)を守れば自由に利用して良いと意思表示するための国際的なライセンスシステムはどれか?

  • ①コピーライト
  • ②パブリックドメイン
  • ③DRM(著作権管理技術)
  • ④クリエイティブ・コモンズ
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正解 ④クリエイティブ・コモンズ
解説
正解は「クリエイティブ・コモンズ」。著作者が利用の条件を示し、その条件を守れば自由に使ってよいと意思表示するしくみです。

なぜ
CCライセンスとも呼ばれます。表示(作者名などを示す)、非営利、改変禁止、継承(改変した作品を同じ条件で公開する)の4つの条件を組み合わせ、6種類のライセンスがあります。著作権を持ったまま、使い方のルールを分かりやすく示せるのが特徴です。

ひっかけ注意

・「コピーライト」…英語で著作権のこと。©マークは著作権を示す表示だが、日本では付けなくても作った時点で著作権が生まれる(無方式主義、第17条第2項)。
・「パブリックドメイン」…保護期間(原則として作者の死後70年)が過ぎるなどして著作権が消え、だれでも自由に使える状態。作者が条件を示して利用を許すしくみとは違い、条件そのものが無い。
・「DRM(著作権管理技術)」…コピーや再生を技術的に制限するしくみ。この制限を外したと知りながら複製すると、私的使用の目的でも例外として認められない(第30条第1項第2号)。
問32-5・基礎

特許権の保護期間(存続期間)は、原則としていつから何年間か?

  • ①出願日から20年間
  • ②登録日から20年間
  • ③出願日から10年間
  • ④登録日から10年間
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正解 ①出願日から20年間
解説
正解は「出願日から20年間」。特許権は、原則として出願した日から20年で終わります。

なぜ
特許法第67条は、存続期間を特許出願の日から20年と定めています。期間が終わると、その発明はだれでも自由に使えるようになります。登録までに時間がかかりすぎた場合や、医薬品などで国の許可を待つ期間があった場合は、手続きにより延長できることがあります(第67条第2項・第4項)。他の産業財産権は、実用新案権が出願から10年、意匠権が出願から25年、商標権が登録から10年(更新できる)です。

ひっかけ注意

・「登録日から20年間」…数え始めが違う。特許は出願日から20年。登録日から数えるのは商標権(登録から10年・更新できる)。
・「出願日から10年間」…実用新案権の存続期間(実用新案法第15条)。実用新案は新しさなどの審査を経ずに登録されるため、期間が特許より短い。
・「登録日から10年間」…商標権の存続期間(商標法第19条)。更新登録の申請をすれば、10年ごとに延ばして使い続けられる。
問42-5・基礎

ソフトウェアのライセンス形態のうち、ソースコードが公開され、利用・改変・再配布が認められているソフトウェアを何と呼ぶか?

  • ①シェアウェア
  • ②オープンソースソフトウェア
  • ③フリーウェア
  • ④パッケージソフトウェア
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正解 ②オープンソースソフトウェア
解説
正解は「オープンソースソフトウェア」。OSSとも呼ばれ、ソースコード(人が書いたプログラム)が公開され、改変や再配布が認められています。

なぜ
OSSは、だれでもソースコードを読み、直し、配り直すことができます。OSSの定義では、商用を含めて使う分野で差別してはならないとされています。ただし自由に何をしてもよいわけではなく、GPLやMITライセンスなど、それぞれのライセンスの条件を守る必要があります。無料で配られることが多いですが、大事なのはソースコードの公開と改変・再配布の自由です。

ひっかけ注意

・「シェアウェア」…一定期間は無料で試せ、使い続ける場合は代金を払うソフトウェア。ソースコードの公開や改変の自由は条件に含まれない。
・「フリーウェア」…無料で使えるソフトウェア。無料でも、ソースコードの公開や改変・再配布の許可があるとは限らない点がOSSとの違い。
・「パッケージソフトウェア」…市販され、多くの人が同じものを使う既製品のソフトウェア。改変や再配布は、使用許諾契約で認められた場合だけできる。
問52-5・基礎

著作権の保護期間が満了するなどして著作権による制限がなくなり、誰でも自由に利用できる著作物の状態を何と呼ぶか?

  • ①シェアウェア
  • ②オープンデータ
  • ③パブリックドメイン
  • ④クリエイティブ・コモンズ
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正解 ③パブリックドメイン
解説
正解は「パブリックドメイン」。著作権が消滅するなどして、だれでも自由に使える状態です。

なぜ
日本の著作権の保護期間は、原則として著作者の死後70年までです(団体名義の作品や映画は公表後70年)。期間が過ぎると著作権は消え、許可なく複製や改変をしてよくなります。ただし、著作者人格権を傷つけるような使い方には注意が必要です。

ひっかけ注意

・「シェアウェア」…試用は無料で、使い続ける場合は代金を払うソフトウェア。著作権は作者が持ったままなので、パブリックドメインとは違う。
・「オープンデータ」…国や自治体などが、①営利・非営利を問わず二次利用できる ②機械判読に適する ③無償、の3条件で公開したデータ。著作権が消えた状態を指す言葉ではない。
・「クリエイティブ・コモンズ」…著作権を持ったまま、表示・非営利・改変禁止・継承の4条件の組合せで利用条件を示すしくみ。条件を守る場合だけ自由に使える。
問62-5・基礎

他社の登録商標と同一または類似の商標を、同じような商品・サービスに使用した場合、侵害となる権利はどれか?

  • ①著作権
  • ②意匠権
  • ③肖像権
  • ④商標権
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正解 ④商標権
解説
正解は「商標権」。商品やサービスに付けるブランド名やロゴなどの目印を守る権利です。

なぜ
商標権を持つ人は、登録した商品・サービスの分野で、その商標を独占して使えます。他人が同じか似た商標を、同じか似た商品・サービスに使うと、商標権の侵害になります。消費者が別の会社の商品と取り違えないようにするためです。商標権は登録から10年で、更新すれば使い続けられます。

ひっかけ注意

・「著作権」…文章・音楽・絵などの創作的な表現を守る権利。作った時点で自動的に生まれ、原則として作者の死後70年まで続く。
・「意匠権」…物品・建築物・画像などの形や模様・色のデザインを守る権利。特許庁に登録して生まれ、存続期間は出願から25年。
・「肖像権」…自分の顔や姿をみだりに撮影・公開されない利益。法律に条文がない一方、裁判の判断で守られてきた。商品の目印を守る権利ではない。
問72-5・基礎

他人の著作物を私的使用の範囲を超えて複製したり、インターネット上に無断でアップロードしたりする行為は、どの法律に違反するか?

  • ①著作権法
  • ②特許法
  • ③商標法
  • ④不正競争防止法
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正解 ①著作権法
解説
正解は「著作権法」。無断の複製やネットへのアップロードは、著作権の侵害になります。

なぜ
著作権法は、著作者に複製権(コピーする権利)や公衆送信権(ネットで送ったり、送れる状態にしたりする権利)を与えています。自分や家族の範囲で使うための私的使用の複製は例外として認められます。しかし、その範囲を超えて配ったりネットに上げたりすると、例外は使えません。著作権の侵害は、10年以下の拘禁刑または1000万円以下の罰金の対象になります(第119条)。

ひっかけ注意

・「特許法」…高度な発明を守る法律。特許庁への出願と登録が必要で、存続期間は出願から20年。
・「商標法」…商品やサービスの目印を守る法律。登録から10年で、更新できる。文字や図形のほか音も商標になる。
・「不正競争防止法」…営業秘密の不正取得や、有名な商品表示のまねなどを規制する法律。登録なしで保護される一方、著作物の無断アップロードを取り締まる法律ではない。
問82-5・基礎

ソフトウェアの違法コピーを防ぐために、シリアル番号の入力やオンライン認証を求める仕組みを何と呼ぶか?

  • ①インストール
  • ②アクティベーション
  • ③デフラグメンテーション
  • ④バックアップ
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正解 ②アクティベーション
解説
正解は「アクティベーション」。ライセンス認証とも呼ばれ、正規の利用者かどうかを確かめるしくみです。

なぜ
ソフトウェアを入れたあと、シリアル番号(製品ごとの番号)を入力したり、メーカーのサーバにつないだりして、正しいライセンスかどうかを確かめます。確認できるまで機能を使えないようにすることで、1つのライセンスを決められた台数より多く使う不正コピーを防ぎます。

ひっかけ注意

・「インストール」…ソフトウェアをコンピュータに組み込んで使える状態にする作業。これだけの場合は、正規のライセンスかどうかの確認は行われない。
・「デフラグメンテーション」…記憶装置の中で散らばったファイルのデータを並べ直し、読み出しを速くするための作業。ライセンスの確認とは関係ない。
・「バックアップ」…故障や誤消去に備えて、データの複製を別の場所に保存しておくこと。データが壊れた場合に元に戻すためのもので、不正コピーの防止策ではない。
問92-5・基礎

企業などが保有する「営業秘密(顧客名簿や製造ノウハウなど)」を不正な手段で取得したり、使用・開示したりする行為を規制する法律はどれか?

  • ①金融商品取引法
  • ②会社法
  • ③不正競争防止法
  • ④独占禁止法
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正解 ③不正競争防止法
解説
正解は「不正競争防止法」。営業秘密を盗んだり、不正に使ったり、漏らしたりする行為を規制しています。

なぜ
営業秘密とは、①秘密として管理され ②事業に役立ち ③世間に知られていない、の3つを満たす情報です。顧客名簿や製造方法などが当たります。この法律は事業者どうしの公正な競争を守るためのもので、他にも他社の有名な商品表示のまねや、商品の形をそっくりまねた商品の販売なども禁止しています。

ひっかけ注意

・「金融商品取引法」…株式などの取引の公正さや投資家の保護を定める法律。会社の重要な未公表の情報を使った株の売買(インサイダー取引)を禁じる(第166条)が、営業秘密の盗用は対象外。
・「会社法」…株式会社の設立や、株主総会・取締役などのしくみを定める法律。会社の組織を定めるのに対して、営業秘密の保護は不正競争防止法が受け持つ。
・「独占禁止法」…私的独占・不当な取引制限(カルテルなど)・不公正な取引方法を禁止する法律(第3条・第19条)。市場全体の競争を守る点が、個々の事業者の秘密を守る不正競争防止法との違い。
問102-5・基礎

製品のデザイン(物品の形状、模様、色彩)を保護する知的財産権はどれか?

  • ①特許権
  • ②実用新案権
  • ③商標権
  • ④意匠権
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正解 ④意匠権
解説
正解は「意匠権」。物品の形・模様・色などのデザインを守る権利です。

なぜ
意匠法は、見た目の美しさを感じさせるデザインを保護します。2020年4月1日施行の改正により、物品だけでなく、建築物や内装、画像(操作画面などのデザイン)も保護の対象になりました。存続期間は出願から25年です。

ひっかけ注意

・「特許権」…自然法則を利用した技術的なアイデアのうち、高度な発明を守る権利。出願から20年。見た目ではなく、仕組みや方法を守る。
・「実用新案権」…物品の形・構造・組合せについての小さな工夫(考案)を守る権利。出願から10年で、新しさなどの審査なしに登録される。
・「商標権」…商品やサービスの目印(文字・図形・音など)を守る権利。登録から10年で、更新すれば使い続けられる。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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