図書委員会のAさんたちは「昼休みの図書室の利用者が少ない」という問題に取り組んだ。図は、実施前の4週間について、入口で数えた人数の1日平均を週ごとに示したもので、4週間全体の1日平均は40人だった。そこで、目標を「1日平均60人」とした。その後、新刊コーナーを作る案を4週間実施した。
この取組を評価する方法として最も適切なものはどれか。
- ①入口で同じように4週間の人数を数え、1日平均を目標と比べる
- ②人数が多かった日だけを選んで1日平均を求め、目標と比べる
- ③委員に感想を聞き、効果があったと答えた委員の割合で判断する
- ④実施後の貸出冊数を数え、前年の同じ時期の貸出冊数と比べる
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正解は「入口で同じように4週間の人数を数え、1日平均を目標と比べる」。評価は、最初に決めた目標と同じ物差しで行います。
なぜ
図の実施前の値は、入口で数えた4週間の1日平均です。問題解決は、問題の発見→問題の明確化→解決案の検討→実施→評価と進みます(段階の分け方は教科書によって少し違います)。評価では、実施前と同じ数え方・同じ長さの期間で結果を集めます。そうしないと、変化が取組のおかげなのか、数え方が変わったせいなのか分かりません。目標は1日平均60人なので、比べる相手も1日平均の人数です。学習指導要領の解説でも、解決の取り組みがどこまで成果を上げたかを評価する力が大切だとされています。
ひっかけ注意
・「人数が多かった日だけを選んで1日平均を求め、目標と比べる」…都合のよいデータだけを選ぶと、実際より良い結果に見える。平均は、期間中のすべての日のデータで求める必要がある。
・「委員に感想を聞き、効果があったと答えた委員の割合で判断する」…取り組んだ本人たちの感想は主観的で、目標の1日平均60人と直接比べられない。
・「実施後の貸出冊数を数え、前年の同じ時期の貸出冊数と比べる」…目標は利用者数なのに、別の指標(貸出冊数)を別の年と比べている。物差しが2つとも目標と違う。